ミトコンドリアの働き
ミトコンドリアは子どものころ、学校のテストででるくらい有名な名前ですね。ですが、その働きを知ってる人は、少ないかもしれません。
ミトコンドリアは、細胞内のエネルギー産生において中心的な役割を担う細胞小器官で、筋肉の活動や発達、維持においても不可欠です。ミトコンドリアは独自のDNAを持っていて分裂、増殖します。
一方で、加齢や疾患に伴い、ミトコンドリアの機能が低下すると筋肉の急速な萎縮が進行することが知られています。
ある実験では、ミトコンドリアの働きが低下した際に、筋細胞内のカルシウム濃度が上昇し、その結果、筋細胞の外側で細胞間の接着や維持に重要な細胞外マトリックス*1のコラーゲンという成分が分解され、最終的に筋の崩壊に至る経路を突き止めたとういう報告もあります。
そのくらい、ミトコンドリアの機能低下は、細胞や筋肉において重要な役割があるわけです。
ミトコンドリアと運動
ミトコンドリアとは細胞の中にある小器官です。ミトコンドリアはエネルギーの「パワープラント(発電所)」と呼ばれ、生成されたエネルギーは、体温を保ったり、運動したり、物事を考えたりするときなど様々な場面で使用されます。
ヒトの身体には約60兆個の細胞があるといわれており、すべての細胞にミトコンドリアがあります。
マラソン完走に必要な身体エネルギーの源泉はミトコンドリアであるともいわれています。
長い距離を走り続けるマラソンのような持久系の運動では、長時間多くのエネルギーが必要になるので、ミトコンドリアを多く有する遅筋線維が多い方が有利だと言われているんです。
ミトコンドリアの働きが活発になれば、効率よくエネルギーが作られ、疲れにくい身体作りや自然治癒力の改善が考えられます。また、疲労回復や痛みの軽減や炎症の緩和、スポーツのためのコンディショニング、ダイエットなどの効果が期待できるとも言われています。
CS60は、そんなミトコンドリアを活性化させるデバイスです。